レインズ・フロマージュ
男がかっこつけたいだけの台本
登場人物
A:♂
B:♀
配役♂:1、♀:1
A:♂:
B:♀:
B「あなたは私が死んだら喜んでくれるかしら?」
A「お前は俺がいなくなったらどう思うのか」
B「あなたのいない世界なんて考えられない」
A「お前がいない世界がきたら、俺はどう思うんだろう?」
B「知りたい気もするし・・・」
A「後悔したくもない・・・・」
B「知りたくない・・・知ってしまったら・・・私はっ」
A「実際に起こってみないとわからない」
B「だって」
A「だって」
B「私には」
A「俺には」
~なるべく一緒に~
B「あなただけだから」A「お前だけだから」
B「好きよ」
A「あぁ。好きだよ?」
B「・・・本当に?」
A「疑うの?」
B「・・・ちょっとだけね」
A「ふふ・・・じゃあ嘘かも知れないねぇ?」
B「もう・・・どっちなのよ・・・」
A「さぁね・・・」
B「さぁね、って・・・あなたのことなんだけど?」
A「あぁ、知っているよ。俺のことなんだろう?」
B「・・・本当に、なんでこんな人好きになったのかしら」
A「本当に・・・なんで君は俺のことが好きなんだい?」
B「・・・・さぁね」
A「・・・さぁね、って、君のことなんだけど?」
B「知ってるわよ?私のことなんでしょう?」
A「ふふ・・・ああ言えばこう言う。」
B「嬉しそうに笑っちゃってさ・・・。本当に、変な人」
A「まぁ、俺はこういう人だからねぇ?」
B「・・・・好きよ」
A「・・・・あぁ。俺もだ。」
B「・・・・そう言ってくれるなら、抱きしめの1つでもしてくれたらいいじゃない」
A「・・・・生憎、人と肌を合わせるのは好きじゃないんだ」
B「・・・・なによ、それ」
A「まぁ、怒らないでよ。ちゃんと君のことは好きだよ」
B「・・・ごまかしてない?」
A「本当のことを今言いたいと思ったから言ったんだよ」
B「・・・・本当に?」
A「疑うの?」
B「・・・・ちょっとだけね」
A「じゃあ、嘘かもしれないね?」
B「またあなたのペースに巻き込まれてる・・・」
A「自分から巻き込まれに行ったんじゃなくて?」
B「好きで巻き込まれに行ってるんじゃないわよ・・・」
A「そうなのか。俺の目には進んで俺に巻き込まれに行っている気がしたんだけどなぁ?」
B「自惚れないで」
A「でも俺のことは好きなんでしょ?」
B「・・・変な屁理屈」
A「ははは。屁理屈かなぁ・・・?」
B「屁理屈よ・・・」
A「・・・・君は。俺のことをこの世から消えて欲しいって思わないのかい?」
B「・・・・なによ、急に」
A「気になったものだからね」
B「・・・思うわけ無いでしょ。私はあなたが好きっていっているのよ?」
A「うん。でもいるだろう?たまに。まれに・・・。殺したいほど愛したいと思うような人間。一緒になろうとして、自分の自己
満足に抗えないで相手を食べる人間。嫌い、嫌悪感以外でも殺したいと思うやつはこの世界のどこかに・・・たとえひとに
ぎりだとしてもいる。」
B「私は・・そんなんじゃ・・・・」
A「未来のことなんてわからないよ。誰にも・・・・」
B「・・・・・」
A「もちろん、僕がそうなるかも知れない」
B「歪んでるわね・・・・」
A「怖いかい?」
B「・・・・怖いなんて思ってないわ」
A「声が震えているよ?」
B「気のせいよ」
A「そう?」
~10秒間ほど無言タイム~
B「あなたが・・・・私が消えて嬉しいのなら・・・・」
A「・・・・・(ベチッ」
B「いたっ!」
A「・・・・君がいなくなって、俺がどう思うのか俺にもわからない。正直、興味がないといえば嘘になる。」
B「・・・っ」
A「でも・・・・だからって消えたら、それはそれで俺と君が過ごすはずだった時間が・・・・なくなってしまう」
B「・・・うん」
A「そういう後悔はしたくない。それに・・・(グイッ」
B「わっ」
A「好きって・・・言ってるでしょ?」
B「・・・・っ」
A「ちゃんと好きだよ・・・・お前のこと」
B「・・・・ぅ・・・うん」
A「俺の目を見て・・・・」
B「・・・・っ」
A「・・・・っふふ。顔真っ赤(ッチュ」
B「~~~~~~っ」
A「お前が思っている以上に」
B「わたしが思っている以上に」
A「俺が思っている以上に」
B「貴方が思っている以上に」
A「なかなか面白い未来があるから」
B「いろあせないように必死で」
A「あなたに嫌われないように」
B「お前が俺を見るから」
A「混ざり合って」
B「いつしか」
A「ひとつになろう」
B「ふたりで」
~せーの!~
「「レインズ・フロマージュ」」
A「お前のことが好きだ」
B「あなたのことが好き」
A「好きと好きが混ざり合って何になると思う?」
B「さぁ?なにかしら?」
A「・・・・・愛してる(囁いて」
Fin.............